私と烟台2
中国の学校は9月1日一斉に新学年の新学期を迎えます。
私は着いたのが早く、窓から外の写生にも飽き、部屋のテレビは中国語でさっぱりわからず、さて街にでも行ってみようかとなります。
なけなしの人民元で地図を買い、カウンターの小姐に烟台で一番大きい中国銀行はどこ?一番大きいデパートはどこ?タクシー呼んで下さる?と身振り手振りの万国語でお願いし、一人で大丈夫かと心配しながらも呼んでくれたタクシーで銀行へ。また銀行では美人モデルみたいな受け付け嬢が付いて回ってくれて両替はいとも簡単でした。
外に出ると、かなり向こうの方から両手を振り上げて黒々と日焼けしたタクシーの運転手嬢が合図をしてくる。よく気が利くと乗りこんだ所へどこからかおじさんが現れて、駐車料金一元!と手を出す。ここでは銀行も郵便局も車を停めるとお金が要るのです。タクシー料金はは街まで日本円にして片道100円余り。以来タクシー利用者になりました。
私は以前から中国にはあこがれを持っており、勤めのかたわら1週間に2時間程度の中国語講座に通っていました。みなさんとてもまじめでしたが、記憶が苦手の私は中国語に浸って愉しんでいました。退職したら中国留学したい!の夢がいつの間にか本物になり、中国語講座の仲間たちが、留学するなら、と成功する留学などの資料を見せてくれました。
私はすでに山東省の烟台師範学院に留学するつもりでした。烟台市は別府市と友好都市であり、実は師範学院も見学した事がありました。1999年版のその本では烟台師範学院は見事にボロクソに書かれてあり、みんなしてそこはやめたほうがいい、何もこんなひどい所へ行かなくとも留学できる大学はいくらでもある、と忠告してくれました。一般出版物の活字の力は絶大でした。しかし内容は元留学生の一方的な攻撃文、会社勤めの私から見ると、どの会社にもこんな奴はいるもんだ、という程度で別に相手にしませんでした。
別府市では友好都市への留学には力を入れており、秋の新学期にあわせて募集し手続きを代行してくれます。私も留学の手続きすべてを別府市役所にお願いしました。この年英語圏へ留学する人は10人くらいあったように覚えていますが、あの本のせいなのかどうか、中国へ行くのは私一人でした。
元留学生は嫌な事があって本に投書したのでしょうが、留学生宿舎は快適で、3日もすると韓国の女の子と一緒に食堂に行くようになり、日本語全く無しの生活は、日本的注意無用、いかにも外国ひとり暮らし。最高!
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