相手はいるんだけど、敵は自分自身なんだよね。　＝三浦知良＝

世界遺産の島へ行って死にかけた話

以前から行きたかった屋久島に行きました。
どうせならと、白谷雲水峡、ウィルソン株、縄文杉を見て、更に九州最高峰の宮之浦岳登山も弾丸で行う黄金ルートを予定。
飛行機が着いて、午後からと遅かったため、苔むす森を過ぎてからは、途中休憩した高塚小屋まで誰一人として会う事はなかったです。ウィルソン株も、縄文杉も全て独り占めでした。


高塚小屋でも休んだのですが、仮眠しようとしたら鼠が大量にいてとても寝られず、深夜行を敢行、新高塚小屋に着いた頃には既に午前１時。

そして未明から雨に。恐らく梅雨入りしたのでしょう。仮眠しましたが、明るくなって来ると雨はさらに本格的に。足もかなり痛んでおり、宮之浦岳登山は迷いつつもここで諦め、下りる事にしました。

白谷雲水峡からスタートし、レンタカーをそこに停めていたため、帰りも辻峠を越え、やっとこさ下ると、何と最後の方で川が大雨で氾濫しており、渡れば必死でした。
ここまで来て今更また来た道を引き返すのは辛過ぎます。渡る事を試みましたが、死ぬ！と心が訴えかけて来ました。迷いつつも命には替えられません。ここでも諦め、再度登り下りを繰り返し、荒川登山口へ向かいます。本当に心が折れそうになりました。時間にして約4時間のロス、そしてタクシー代等の損失が。
しかしあそこで判断を誤れば、溺れ死んでいたので、結果として正しい選択が出来たと思っています。

諸々計画通りとならず、悔しかったのですが、体が大切、生きていればまた来れる、と無理矢理自分を納得させました。
もう少しの所で諦めるのは悔しい事ですが、それが出来る様になったかも知れません。
いつかリベンジしたいですね。します。

さて、最後の最後で再びトラブルが。何と、借りていたレンタカーの左サイドが凹んでいたのです！勿論借りた時には無かった物。恐らく登山中に駐車場で当てられたのだと思います。ノンオペレーションチャージと言われ、２万円を請求されました。
私と屋久島は相性が悪い様で、後味の悪い旅になってしまいました。

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